太宰府市 策防草工事、植栽工事
26年5月8日~6月3日
お庭のリフォーム依頼を頂きました。作業前のお庭は雑草がビッシリ張り、生垣の木も伸び放題でした。 一部の庭木は枯れている所もあり、このまま放っておくと、害虫の発生や、防犯の上でも良くないので、しっかり剪定、草刈を行いました。枯れが生じている場所は、除去後、新しい木を植える予定になり、また、一部分に花壇を作り、雑草のお手入れが簡単になるよう、地面には「防草シート」を張る事になりました。
草木花は、日が当たる事により成長します。防草シートは、遮光効果があり、地面に敷くことで、雑草の生育を防ぐことが出来るシートです。
まずはしっかり除草を行います。防草シート作業で一番大切な事は、下処理です。雑草はなるだけ根ごと取り去ります。また、除草剤を撒き、根っこまでしっかり枯らす事により、防草シートを綺麗に張る事が出来ます。
次に、地面が凸凹している場合はなるだけ綺麗に整地をします。凸凹した所にシートを張ると、隙間が出来たり、しわが寄ったりします。隙間が出来ると、シート内に空気が入りやすく、強風が吹くと吹き飛ぶ可能性があり、しわが寄ると、しわの隙間から日が入り、雑草の生える環境を作ってしまいます。後々トラブルになりやすいので、この作業がとても大切です。
お庭の一角に花壇を作る為、耕運機で地面を耕します。元々花壇として使う予定でない場所なので、土が、がちがちに固まっています。このままでは花を植えても中々育ちにくいので、堆肥や肥料を使い肥えた土に変えます。
お庭周りにあった木が枯れている部分があったので、抜根し、新しい木を植えます。
枯れた木を除去した場所には、レッドロビンを植えることになりました。既存のレッドロビンの生垣が途中まで植わっているので、つなげる形になります。木がない所は約10m。20本のレッドロビンを植えていきます。
木と木の間は約50㎝あけました。間隔が狭すぎると、枝同士が混み合って通気が悪く枯れたり、病気になる可能性が出てきます。逆に、間を開け過ぎると目隠しの役割を果たすまでに時間がかかってしまったり、バランスが悪くなったりすることも。先の事も考え、これまでの経験を活かしながら植える間隔を決めていきます。
植えたての木は土の中で定着していません。強い風が吹くと倒れる可能性もあります。なので、定着するまで(固定)をしておきます。 植えた本数も多いので、木と木の間に支柱を何本か立て、そこに釘で竹を固定。
竹と木を紐で結ぶと固定の完成です。この固定は木が定着すれば外す事が出来ます。
レッドロビンは水控えめでも成長する木ですが、植えてすぐの木は弱っています。水を沢山まき、栄養を多くあげることで早く元気になり丈夫な木に育ちます。
最後に植えたレッドロビンを既存のレッドロビンの高さに合わせる為剪定をします。 既存のレッドロビンと比べるとまだまだ隙間が気になりますが、成長するにつれて繁ってきます。
木の成長具合、害虫、病気、固定を外す時期もありますので、定期的な管理をお勧めします。 気になることがあれば、お気軽にご相談下さい。
■防草シートの注意点
防草シートは、草取りでお困りの方にはとても良い物だと思います。しかし、全くお手入れが要らないということではありません。
- 注意点① 砂利が偏っていないか。
- 砂利が偏って、下の防草シートが出てきたら、見た目も悪くなりますし、砂利が無いと光が差してしまい シートの劣化が始まります。年月が経っていればいる程シートの下から雑草が生える可能性が高くなります。
- 注意点② シートがめくれたりしていないか。
- 人が歩く部分や強風でシートが捲れた部分より光が侵入し、雑草が生える原因になるので、早めの対処が 大事になりますのでご注意下さい。
- 注意点③ シートの間から草が生えていないか。
- ブロック塀と砂利の間からポツポツと草が生えてくる場合がありますのでお気づきになられたら早めに 雑草を抜いてあげて下さい。道路端のアスファルトから生えてくる程の生命力がありますので 気づかれたら取って下さい。
- 注意点④ 寿命は約10年。
- 防草シートの種類によって異なりますが、長いもので、持って10年と言われています。10年持たせるためにも、日光が当たらない様上記に注意して頂きたいと思います。
■宮原福樹園より
同じようなことでお困りの方、また、わからないこと等ありましたら、お気軽にご相談下さい。
N様、この度は庭園工事のご依頼を頂き誠にありがとうございました。